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グァテマラよもやま話 その4 飲み物


2021.02.09お知らせ


グァテマラで有名なのは、なんといってもコーヒーで、実際よく飲まれています。

 

ですが、当時のグァテマラでは、一級品はほとんど輸出に回り、一部の高級ホテルぐらいでしか、美味しいコーヒーは飲めませんでした。村人が日常的に飲んでいたのは、安くて香りの薄いコーヒー粉を、鍋で煮込み、砂糖を大量に投入して作る、コーヒーだか紅茶だか何茶だかわからない、黒くて甘くてあったかい飲み物でした。

 

もっとも、暑くて日差しの強いグァテマラでは、普通にいるだけで汗をかいて体力を消耗するので、こういった甘い飲み物はなかなか美味しいです。トルティーヤに塩を多めにつけて食べるのにもよく合うので、私もよくコーヒーを飲んでいました(村では他に選択肢がない、ということもありますが)。

 

甘い飲み物と言えば、コーラもよく飲まれていました。コカコーラとペプシコーラが峻別されていて、お店でコーラを買おうとして、「今コカコーラがなくてペプシコーラだけだけど、それでもいい?」と聞かれることもありました(逆パターンも)。体感的には、シェアはほぼ半々。両方とも、日本のものより甘め、炭酸きつめでした。

 

また、電気が通っておらず発電機もない田舎ならともかく、冷蔵庫があるお店でも、あえて常温のコーラを頼む人がまあまあいて、お店の人からも「常温か、冷えたのか」と聞かれることがありました。どうも、冷たいものは体に良くない、という感覚があるようです。

 

炭酸飲料は瓶入りなので、お店で買って他所で飲むときは、瓶を回収するため、小さめのビニール袋に移し替えてストローをくれることが多いです。バス移動の途中で売り子から飲み物を買うときもそんな感じです。最初はとまどいましたが、慣れるととても合理的に感じます。ただ、飲み終えた後のビニール袋とストローは、道端にポイ捨てされるので、そこは問題です。

 

あと、ポピュラーなのは、レフレスコ。粉ジュースを水に溶かしたもので、派手な色をしていて、ひたすら甘いです。色は違っても、味はほぼ一緒です。

 

問題は、溶かす水です。

 

私が訪問していた村では、水は川から汲んでくることが多く、沸騰させて殺菌する、という気構えはあります。で、私が行くと、暑い中よく来てくれたね、みたいなことを言いつつ、レフレスコを出してくれたりします。せっかくのお心遣いなので、ありがたくいただくのですが、大抵、家に帰るころにはお腹が痛くなります。

 

これはレフレスコが原因なのではないか、と思いつつ、しかし殺菌しているはずだし、俺もともとお腹弱いから関係ないかもしれないし、口をつけなかったり飲み残したりするのは嫌だし、と悶々とする日々。

 

ある日、仲の良い村人に思い切って聞いてみました。「水は沸騰させて殺菌しているって話だけど、実際どうやっているの?」彼女の答えはこうでした。「ぐらっときたら火から下ろす。熱すぎるのは体に良くないからね。」

 

うーん、なるほど。煮沸消毒になってないね。

 

その後は、なるべく村でコーラを買って飲むようにしました。

 

果汁を使った、より上等なレフレスコもありました。好きだったのは、タマリンドという果物のレスレスコで、甘味と酸味のバランスがよく、食堂の日替わりランチでタマリンドのレフレスコに当たると、幸せな気分になりました。

 

続く

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